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2013年 07月 24日
7月19日午前10時から夕方5時30分まで熊本地方裁判所で、第2次熊本訴訟第14回口頭弁論が行われました。前回まで4回にわたり2名ずつの原告本人尋問を終えて、今回は牟田医師の証人尋問が行われました。
大変重要な尋問であり、次回10月18日は結審となります。 期日に先立ち、9時30分から門前集会が行われました。 門前集会の様子 暑い一日です。照りつける太陽の日差しにものともせず、 たくさんの支援者、原告の方の表情は真剣そのものです。 熊本訴訟弁護団長であり、熊本中央法律事務所の板井優弁護士が、挨拶をしました。 裁判の中で、これまで原告本人尋問を8名の方が終わりました。今日はこれを踏まえて、牟田先生が医師として皆さん方が原爆症であるということをご証言なさいます。 そして10月18日に結審、すべての調べを終わるということをします。その上で判決ということになります。 原爆症集団訴訟がございました。これは今の認定制度を争い、ずいぶん認定制度を変えました。新しい審査の方針が出ています。当初3000人くらい救済していたのですが、そのうちに3年目くらいから減りました。1200~1300名くらいに変わりました。 なぜ変わったのか? これは医療分科会というところで、旧来のお医者さんたち、本当は古い制度を運用していたお医者さんたちなので首を切らなければいけなかったのですが、その方々が残っているのです。そしてその方々が、またぞろ自分たちの考えを押し付けて、ほんとに幅広く救済するという考えを捨て始めたのです。 第2次訴訟の最大の目的は、こうした後ろ向きの姿勢を許さないという、ここにあります。どちらのお医者さんが、ちゃんと原爆被害と向き合っているのか、このことが熊本地方裁判所でも確かめられるということになります。 そのうえでもう一つしなければならないことがあります。いつまでもこういう裁判をしているということは問題です。 ちゃんと新しい認定制度を作ること、そのことと同時に、一審判決が出たらそこで終わり、国は文句を言わない、こういう仕組みを作っていかなくてはならないということです。 まだまだ闘いは続くわけですが、皆さんと一緒に最後まで頑張りたいと思います。」 支援を代表して、NECセミコン重層偽装請負訴訟原告団 柴田さんが挨拶。 私たちは2008年から2009年にかけてあのリーマンショックの時に労働者として働いていたNECをまさに文字通り、物のように辞めさせられました。四重にもなる重層的な偽装請負というものでした。 私たち原告は間に入った会社にピンハネされ、昇進もボーナスもなく昇給も一円たりともありませんでした。 労働者の誇り、これだけで働いていた僕たちをNECは、いとも簡単に切り捨てました。 私たちは熊本地裁に提訴し、直接雇用と中間搾取の返還を求めて闘いました。しかし、昨年11月9日に、まさにこの裁判所で、訴えはすべて退ける不当判決が出されました。 私たちはこの判決に屈することなく、福岡高裁に控訴し、控訴審を闘っています。第1回の5月13日の期日には、皆様方にも駆けつけていただき131名の傍聴支援をいただきました。裁判長は 満席の傍聴席を見て「一回の期日では終わらせるつもりはありません」と言いました。これもやはり傍聴支援の世論の力が成したことだと思います。次回期日は7月29日です。傍聴席を満席にしたいと思います。ご支援お願いします。 私たちは皆様の闘いに、不屈に闘い続けることを学ばせていただいています。勝利するまで連帯して闘います。一緒に闘いましょう。」 原水禁国民会議の今泉さんが連帯の挨拶。 私たちの運動は、皆様方の思いが、皆様方の体験が原点です。 ノーモア被爆者!世界のどこにも被爆者をあらたにつくらない! この思いを胸にしっかり持って、闘っていかなければならない。背筋を新たにする思いです。 後退させようとする国や政府の動きに対し、これを許さないと闘いを進めておられる皆様に、原水禁も最後まで連帯して闘うことを述べて連帯の挨拶とします。」 本日証言台に立たれる牟田医師が挨拶。 最後は県労連議長の楳本さんの発声でガンバロー! 「財界や原爆を落とした方しか見ていない国にきっぱりとした審判を下し、すべての被爆者救済を実現するまで、団結してガンバロー」 ◆ 証人尋問の様子 ◆ 午前10時から牟田医師に対する尋問が始まりました。 午前中は原告側による尋問で、8人の一人一人について担当弁護士が順次、病状と原爆との起因性について質問しました。 休憩をはさみ、午後は1時30分から途中10分間の休憩があり、5時過ぎまで反対尋問が行われました。 法廷内は冷房が効かず、途中気分が悪くなり、退出される方も出ました。 牟田医師は、暑い中、長時間の反対尋問に対し、さまざまな文献を引用しながら原告の一人一人の病状や被爆状況について的確に答えられ、原爆症であることを証言されました。穏やかで、誠実なお人柄に感動しました。 ◆報告集会の様子◆ 5時50分から京町会館に移動して報告集会がありました。長時間の傍聴にもかかわらず、たくさんの方が最後まで報告集会に参加して、牟田先生に拍手で御苦労をねぎらいました。弁護団事務局長の寺内大介弁護士が本日の尋問の報告、今後の見通しを話しました。 「役目を果たせました」と静かに挨拶され、感極まって涙を流された牟田先生を、やさしくて人情味のある、聡明で素晴らしい医師だと思ったのは、私だけではなかったと思います。会場から大拍手が沸き起こりました。↓ 次回期日 結審 10月18日(金)午前11時 最後までご支援よろしくお願いします。
by kumamotochuohlaw
| 2013-07-24 13:08
| 原爆症
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